原因を知って双極性障害を防ぐ【病をシャットダウン】

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病気が起きる要因

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発症のメカニズム

双極性障害は原因が詳しくは分かっていないことが多い。精神的な病はきっかけが何か一つだとしても、発症する原因は一つだけではないからである。主な原因は両親や祖父母などからの遺伝によるもので、双極性障害は同じ家系に高い確率で発症することがある。一つの遺伝子が影響を与えているわけではなく、いくつか複数の遺伝子が組み合わさることで発症すると言われる。次に多いのが自分が育った環境、自分を育てた親の影響などがある。まだ物心がついていない純粋な心を持った時代には色々な影響を受けやすいため、ストレスが多い環境下に居ると発症率が高まると言われている。世界で一番身近な存在で、信頼できるはずの親との関係が悪かったり確執があるとその影響も受けやすいようである。その他には、脳の突然の機能障害によるものであることもある。脳の中にあるミトコンドリアという細胞内の小さな器官は情報伝達をするためのサポートをしているが、そのミトコンドリアがもつ独自のDNAに問題があると情報伝達が上手く出来なくなり、細胞間で混乱や不具合が生まれてそれが双極性障害に発展するのである。このミトコンドリアに問題が起きる原因としてはストレスがあげられる。身近な人との突然の別れや自分の病気、事故、解雇などネガティブなものもあれば、結婚や出産、昇進などポジティブなもので起きることもある。このように、双極性障害の原因を確実に突き止めるのは難しいことではあるが、発症する要因というのは限られてくるのである。

疾患の種類

双極性障害は1型と2型の2種類に分けられる。2型は1型よりも症状が軽い場合が多く、日常生活や社会生活でも問題が起きることは少ないと言われている。その為、2型は1型よりも治りが早いと思われがちであるが、実は2型は1型よりも抑制するのが難しく、自分の思い通りにいかないことが多いのである。そして1型よりもまた再発しやすいタイプなのである。1型は2型と比べると症状は重く、日常生活や社会生活で問題が起きることもしばしばあるのだが、2型よりもコントロールが効き、再発する可能性も2型よりは少ないのである。2種類あると言っても、どちらが良い悪いということは無く、どちらも種類が分かれていてもレベル的には同じ双極性障害なのである。海外では双極性障害の発症率は1%以上である割に日本では0.2%程度と比べるとかなり割合的には低いことになる。1型のほうは男女差は無いのだが、2型のほうは男性よりも女性の方が発症する確率は高く、うつ病として通院している3割は双極性障害であると言われている。無治療でそのままにしておくと、何度も発病を繰り返したり再発までの期間が数年とかなり空いていることもある。症状が軽くなったり重くなったり経過も人それぞれ様々で、男性の場合躁状態から発症することが多いが全体として見るとやはり鬱状態から発症することが多いと言われている。年齢でいうと10代に一番多く、その次が20代前半と多感な若年層に多く、30代40代ではほとんどいないものの50代になると発病するという波があるのも特徴である。